藪から棒の解説
【読み方】
やぶからぼう
【意味】
藪から棒とは、予期せぬことが唐突に起こることのたとえ。また、出し抜けに物事を行うことのたとえ。
【注釈・由来】
「藪から突然棒を突き出す」を略した言葉で、よく見えない藪の中から棒が突き出るように、突然予期できなかったことが起きたり、物事のやり方が出し抜けであることをいう。
【出典】
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【例文】
・今月中に1000万円を売り上げろだなんて、この会社は藪から棒に何を言い出すんだ。
・藪から棒に変な質問をしてくるから、どう答えていいかわからなかった。
・あまりにも藪から棒なことで驚いたのか、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていた。
【注意】
「藪をつついて蛇を出す(藪蛇)」と混同し、「藪から蛇」というのは誤り。
藪から棒の関連語
【類義語】
窓から槍/青天の霹靂/寝耳に水/寝耳に擂り粉木/足元から鳥が立つ/足元から雉が立つ/足元から竜が上がる/足元から煙が出る
【対義語】
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【英語のことわざ】
・a bolt from the bule.(青天から稲妻)
・Scarborough warning.(スカーバラ予告)