痘痕も靨の解説
【読み方】
あばたもえくぼ
【意味】
痘痕も靨とは、惚れた目には、相手の欠点さえも長所に見えることのたとえ。
【注釈・由来】
「あばた(痘痕)」とは、皮膚の天然痘が治ったあと、皮膚に残る小さなくぼみのこと。
自分が好きになった相手のことは、ひいき目で見てしまうため、あばたでさえ可愛らしいえくぼに見えるということから。
【出典】
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【例文】
痘痕も靨で、鼻の下に大きなほくろのある妻を、マリリンモンローのように色気ある女性だと思っている。
【注意】
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痘痕も靨の関連語
【類義語】
惚れた目には痘痕も靨/好いた目からは痘痕も靨/好きには痘痕も靨/痘瘡靨に見える/鼻そげも靨/兎唇も靨/縁あれば兎唇も靨/兎口が靨/愛して見れば鼻欠けも靨と見える/惚れて見れば虱の卵も瓔珞/禿が三年目につかぬ/縁の目には霧が降る/藪睨みも欲目で流し目/惚れりゃびっこも踊り子に見える/跛も踊るよう/惚れた欲目/面面の楊貴妃/眼中に自ら西施を出だす/愛及屋烏/愛してその醜を忘る/恋は盲目
【対義語】
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い/親が憎ければ子まで憎い/其の人を憎まば其の除胥を憎む
【英語のことわざ】
・Love covers many infirmities.(愛は多くの欠点を覆い隠す)
・Love is blind.(恋は盲目)