鳥なき里の蝙蝠

鳥なき里の蝙蝠の解説

【読み方】
とりなきさとのこうもり

【意味】
鳥なき里の蝙蝠とは、すぐれた者がいないところでは、つまらぬ者が威張っていることのたとえ。

【注釈・由来】
すぐれた者を白昼活動する鳥、つまらない者を暗くなってから活動するコウモリに当ててたとえたもの。

【出典】

【例文】
・彼は自分の部署では王様のように振舞っているそうだ。まるで鳥なき里の蝙蝠だよ。
・こんな会社で昇進しても、鳥なき里の蝙蝠と言われるだけだ。
・初心者が集まるサークルでは、必ず鳥なき里の蝙蝠が現れる。

【注意】

鳥なき里の蝙蝠の関連語

【類義語】
鳥なき島の蝙蝠/鼬の無き間の貂誇り/貂なき森の鼬/貂なき山に兎誇る/鷹の無い国では雀が鷹をする/鷹がいないと雀が王する/犬のいない所では狐が王様

【対義語】

【英語のことわざ】
・He that has one eye is a king among the blind.(片目でも盲目国では王様)
・The best man in the company when there is no more.(より以上の者がいないとき、皆の中で一番優れた人物)
・For want of a wise man a fool is set in the chair.(賢者がいないので、愚者が議長席に就かせられる)

【索引語】
無い蝙蝠

【分類】
人生・社会 > 政治・支配・権力
性格・気質 > 傲慢

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