取り付く島もないの解説
【読み方】
とりつくしまもない
【意味】
取り付く島もないとは、頼りにするところが何もないこと。何かを頼んだり相談しようとしても、相手の態度が冷たくて、きっかけがつかめないことのたとえ。
【注釈・由来】
取り付く島の「島」は、頼れるもの、よりどころを意味する。
【出典】
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【例文】
・借金の申し込みに行ったが、取り付く島もなかった。
・取引先に交渉しようとしたが、取り付く島もない様子だったので、とりあえず引き返してきた。
・飛び込み営業では、取り付く島もないのが当たり前。そこを乗り越えるのが営業マンの仕事だ。
【注意】
「忙しい」と言ってつっけんどんにされる意味や、「し」と「ひ」の混同から、「取り付く暇もない」というのは誤り。
取り付く島もないの関連語
【類義語】
取り付き端がない/塵も灰も付かぬ/けんもほろろ/にべもない
【対義語】
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【英語のことわざ】
・To be thrown upon one’s own resources.(自力に頼るよう突き放される)