濡れぬ先の傘の解説
【読み方】
ぬれぬさきのかさ
【意味】
濡れぬ先の傘とは、失敗しないように前もって準備をしておくことのたとえ。
【注釈・由来】
雨が降って濡れる前に、手回しよく傘を用意しておく意味から。
「濡れぬ」の「ぬ」は「濡れる」の打ち消しの助動詞で、「濡れる先の傘」としても意味は変わらないが、ことわざでは「濡れぬ」を用いる。
【出典】
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【例文】
濡れぬ先の傘だ。いつ災害が起きても困らないように、防災グッズを玄関に置いておこう。
【注意】
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濡れぬ先の傘の関連語
【類義語】
降らぬ先の傘/日照りに蓑笠/転ばぬ先の杖/雨降らずして地固うする/用心に怪我なし/用心は前にあり/予防は治療に勝る/備えあれば憂いなし/良いうちから養生/用心には網を張れ/念には念を入れよ/跳ぶ前に見よ/石橋を叩いて渡る/遠慮なければ近憂あり/後悔先に立たず
【対義語】
渇して井を穿つ/泥棒を捕らえて縄を綯う/盗人を見て縄を綯う
【英語のことわざ】
・Forewarned is forearmed.(警戒は警備なり)
・Prevention is better than cure.(予防は治療にまさる)