解説
【読み方】
やろうじだい
【意味】
夜郎自大とは、自分の力量を知らず、いばっていることのたとえ。
【注釈・由来】
夜郎自大の「夜郎」は、漢の時代の国名。中国の南西にあった、未開部族の国。
「自大」とは、自ら尊大な態度をとり、威張ること。
昔、夜郎の国王は、漢帝国の大きさを知らずに自分の国だけが大国だと思い込んでいた。
漢からの使者に来たとき、夜郎国の王が「漢と夜郎国とでは、どちらが大きいか」と尋ねたという故事に由来する。
【出典】
『史記』西南夷伝
【例文】
・彼は主任になってから、ずいぶんと夜郎自大になっている。
・彼女は夜郎自大な発言が多く、陰でみんなに笑われている。
・自分の能力を過信しすぎているようで、いつも夜郎自大な態度を見せている。
【注意】
「野郎自大」と書くのは誤り。
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