読み方
ひょうたんからこまがでる
瓢箪から駒が出るの意味・解説
瓢箪から駒が出るとは、思いもかけないことや道理上ありえないことが起こること。また、冗談半分で言ったことが現実になること。
由来などの解説
ここでの「駒」は馬のことで、瓢箪のような小さい口から、馬のように大きいものが飛び出す意味から。
このことわざには、中国の仙人である張果老が、ロバに乗って各地を歩き、休むときは駒にロバを収めていたという伝説が影響している。
日本では室町時代から張果老を画題とする絵が描かれ、瓢箪から駒が出る構図が知られるようになった。
『上方いろはかるた』の一つ。
例文
瓢箪から駒が出るように、あの話がとんとん拍子に進んで現実になった。
注意
予測が不可能ではない範囲のことが起きるときに使うのは誤り。
誤用例 「前日の大雪で交通事故がこんなに多く起きるとは、瓢箪から駒が出たようだ」
英語のことわざ
Mows may come to earnest.(冗談で言ったことが本物になることがある)
瓢箪から駒が出るの類語・対義語
類義語
瓢箪から駒/冗談から駒が出る/冗談から駒/嘘から出たまこと/虚は実を引く/根もない嘘から芽が生える/灰吹きから蛇が出る/煎り豆に花が咲く
対義語
瓢箪から駒も出でず