断じて行えば鬼神も之を避く

読み方

だんじておこなえばきしんもこれをさく

断じて行えば鬼神も之を避くの意味・解説

断じて行えば鬼神も之を避くとは、固い決意をもって断行すれば、何ものもそれを妨げることはできないというたとえ。

由来などの解説

「鬼神」とは荒々しく恐ろしい力を持つ神霊のことで、断固たる決意をもって行動すれば、鬼神でさえその勢いに押されて、道をよけるという意味。
秦の始皇帝の死後、趙高が陰謀を画策し、太子胡亥をそそのかし、公子扶蘇を殺して帝位に就くことを強要したときの言葉で、『史記・李斯伝』に「断じて敢行すれば、鬼神も之を避く」とある。

出典

『史記』

例文

自分が本当に進みたい道ならば、親や恩師に反対されたからと言って簡単に諦めるものではない。断じて行えば鬼神も之を避くというものだ。

注意

「避く」を「裂く」と書くのは誤り。

断じて行えば鬼神も之を避くの類語・対義語

類義語

進み立つ方に障りなし/断ずべくして断ぜずんば却ってその乱を受く/成敗は決断にあり

対義語

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キーワード

断ずる行う鬼神避ける

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