好事魔多しの解説
【読み方】
こうじまおおし
【意味】
好事魔多しとは、良いことはとかく邪魔が入りやすい。
【注釈・由来】
良いことには邪魔が入りやすいものだから、良いことがあったり、物事がうまくいきそうだからといって、有頂天になってはいけないという戒めの意を含む。
好事魔多しの読み方の区切りは、「好事、魔、多し」。
好事は「好きな事」ではなく、「良いこと」「喜ばしいこと」。
魔は「邪魔」の「魔」の意味。
【出典】
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【例文】
・好事魔多しと言うから、今は順調でも決して気を抜いてはいけない。
・好事魔多しですから、細心の注意を払ってまいります。
・好事魔多しというもので、思わぬ落とし穴があるかもしれない。
【注意】
「好事間多し」と書くのは誤り。
好事魔多しの関連語
【類義語】
好事魔を生ず/好事魔を出だす/寸善尺魔/旨い事には魔が差す/月に叢雲、花に風/花に嵐
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Good luck comes by cuffing.(幸運は平手打ちをして過ぎ去る)