果報は寝て待て

解説

【読み方】
かほうはねてまて

【意味】
果報は寝て待てとは、運というものは人の力ではどうにもできないものだから、あせらずに時機を待つのが良いということ。

【注釈・由来】
「果報」とは、仏語で前世での行いの結果として現世で受ける報いのこと。転じて、運に恵まれて幸福なことをいう。
「寝て待て」といっても、怠けていれば良いという意味ではなく、人事を尽くした後は気長に良い知らせを待つしかないということ。
尾張いろはかるた』の一つ。
いろはかるたでは「果報」を「くゎはう」と読み、「く」の項。

【出典】

【例文】
・精一杯の努力をしたのだから、ここに来て焦っても仕方ないよ。果報は寝て待てというから、気長にゆっくりしていれば良い結果が訪れるさ。
・果報は寝て待てというように、焦ったところで何も変わらないよ。
・頭では果報は寝て待てと分かっているが、とても落ち着いていられない。

【注意】
「家宝は寝て待て」と書くのは誤り。

1

2
TOP
テキストのコピーはできません。