そうは問屋が卸さないの解説
【読み方】
そうはとんやがおろさない
【意味】
そうは問屋が卸さないとは、そうやすやすと相手の思い通りにはさせない。また、自分勝手に都合のよいことを言っていても、物事はそれほど簡単に思い通りになるものではない。
【注釈・由来】
「そう(然う)」は、「そのように」の意。
「問屋」とは、商品を買い入れ、小売店に卸売りする業者のこと。
いくら客の言い値で売れと言われても、問屋はそんな安値で卸売りしないの意味から。
【出典】
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【例文】
自分だけ良い思いをしようとしたって、そうは問屋が卸さない。
【注意】
「そうは問屋が許さない」とするのは誤り。
そうは問屋が卸さないの関連語
【類義語】
そうは問屋が卸さぬ/問屋で卸さない/そうは左遷堂の不動さん/そうは烏賊の金玉/そうは虎の皮/そうは立ち合わぬ
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Roast geese don’t come flying into the mouth.(焼き鳥は口の中に飛び込んでこない)