兎波を走る

兎波を走るの解説

【読み方】
うさぎなみをはしる

【意味】
兎波を走るとは、月影が水面に映っているさまのたとえ。また、仏教の悟りにおいて、浅い段階にとどまっている人のたとえ。

【注釈・由来】
月影が水面に映るさまをいうのは、波が白く輝いて、兎が走っているように見えることから。
大乗仏教で、浅い段階にとどまっている者をいうのは、兎は象や馬に比べ、水に入る度合いが少ないことから。

【出典】

【例文】
・兎波を走るように、月影が水面に映っている。
・兎波を走る海を眺めながら、遠い故郷を思い出していた。
・兎波を走る。まだまだ修行が足りていない。

【注意】

兎波を走るの関連語

【類義語】
水の月/声聞の人

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
走る

【分類】
学問・才能・能力 > 悟る
言葉 > 表現

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