真綿で首を締めるの解説
【読み方】
まわたでくびをしめる
【意味】
真綿で首を締めるとは、じわじわと遠まわしに責めたり、痛めつけたりすることのたとえ。
【注釈・由来】
「真綿」とは、くず繭を煮て綿状に引き伸ばしたもので、丈夫で軽い。
細く柔らかいが、引っ張っても切れないくらい強い真綿のように、やんわりと遠まわしに責めていくこと。
「真綿で首を絞める」とも書く。
【出典】
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【例文】
・妻は大声でどなったりはしないが、真綿で首を締めるように執念深く問い詰めてくるから、かなわない。
・奴には長年の恨みがあるんだ。ひと思いに殺すより、真綿で首を締めるように、じりじりと痛めつけてやりたい。
・真綿で首を締められるような嫌がらせが続き、ノイローゼになってしまった。
【注意】
「綿で首を締める(絞める)」とは言わないが、古くは「綿にて首を締む」とも言っていたため、誤りとは言い切れない。
真綿で首を締めるの関連語
【類義語】
粘綿で首を締める/真綿で喉を締める/綿にて首を締む/綿で首/蒲団の上の極楽責め
【対義語】
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【英語のことわざ】
・To be hanged on a fair gallows.(美しい絞首台で縛り首にされる)