論語読みの論語知らずの解説
【読み方】
ろんごよみのろんごしらず
【意味】
論語読みの論語知らずとは、表面上の言葉だけは理解できても、それを生かして実行に移せないことのたとえ。
【注釈・由来】
『論語』は、『大学』『中庸』『孟子』と並ぶ四書の一つで、孔子の言動・弟子との問答などを弟子たちが記録した書物のこと。
儒教の経典である『論語』をしたり顔で語ることはできても、その教えを実践できていない者の愚かしさから、書物を読んでも表面的に理解するだけで真髄をわかっていない人をあざけっていう。
『上方いろはかるた』『尾張いろはかるた』の一つ。
【出典】
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【例文】
あの政治家は仏教大学を卒業しているらしいが、欲にまみれた言動ばかりでとても仏教を学んだ者とは思えない。彼のような人物を論語読みの論語知らずというのだろうね。
【注意】
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論語読みの論語知らずの関連語
【類義語】
論語読みの論語読まず
【対義語】
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【英語のことわざ】
・A mere scholar, a mere ass.(ただの学者はただのロバ)
・Astrology is true but where is the astologer?(占星術は真理だ。しかし、占星術師はどこにいる?)