虎を描きて狗に類す

虎を描きて狗に類すの解説

【読み方】
とらをえがきていぬにるいす

【意味】
虎を描きて狗に類すとは、才能や力量のない凡人が、すぐれた人の真似をして軽薄になったり、大きなことをしようとしたために失敗することのたとえ。

【注釈・由来】
勇猛な虎を絵に描こうとしても、真の姿は表現できず、力のない犬のような絵になってしまうことから。
「虎を描いて狗に類す」ともいう。
「虎を画きて狗に類す」や「虎を描きて犬に類す」とも書く。

【出典】
『後漢書』馬援伝

【例文】
カール・ルイスを真似たところで、虎を画きて狗に類すことになるだろう。

【注意】

虎を描きて狗に類すの関連語

【類義語】
虎を描きて猫に類す/竜を描きて狗に類す/鵜の真似をする烏/人真似すれば過ちする/鯉が躍れば泥鰌も躍る/身の程を知れ

【対義語】
蝙蝠も鳥の真似/知らずば人真似/農は人真似

【英語のことわざ】

【索引語】
描く類する

【分類】
人生・社会 > 失敗・落ちぶれる
学問・才能・能力 > 愚か・能力がない
行動・動作 > 真似る

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