一粒万倍の解説
【読み方】
いちりゅうまんばい
【意味】
一粒万倍とは、わずかな元手から多くの利益が上がることのたとえ。また、わずかなものでも無駄にしてはいけないという戒め。
【注釈・由来】
一粒の種を撒けば、それが実って何倍もの粒になるということから。
『報恩経』に「世間利を求むるは、田を耕す者より先なりはなし、一を種えて万倍す」とある。
稲の別称としても「一粒万倍」は用いる。
【出典】
『報恩経』
【例文】
・皆が一粒万倍の気持ちで仕事に臨めば、やがて大会社になるだろう。
・一粒万倍を期待して、ベンチャー企業に投資した。
・一粒万倍と言いますから、わずかなものも粗末にしてはいけません。
【注意】
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一粒万倍の関連語
【類義語】
一滴万粒/一滴七十五粒/海老で鯛を釣る/濡れ手で粟
【対義語】
勿体ないも卑しいから
【英語のことわざ】
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