読み方
あえておくれたるにあらず、うますすまざればなり
敢えて後れたるに非ず馬進まざればなりの意味・解説
敢えて後れたるに非ず馬進まざればなりとは、自分の手柄を誇らずに、謙遜することのたとえ。
由来などの解説
魯の大夫孟之反が、戦争で味方の軍隊が敗れて退散するとき、わざと遅れて最後尾につき敵を防いだ。
軍がそのときの功績を称えようとすると「馬が進まなかったために遅れた」と言って、自分の手柄を誇らなかったという故事に由来する。
出典
『論語』
例文
敢えて後れたるに非ず、馬進まざればなりというが、彼は決して手柄を自慢しない男だ。
敢えて後れたるに非ず馬進まざればなりの類語・対義語
類義語
敢えて後れたるに非ず、馬進まざるなり
対義語
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