嚢中の錐

読み方

のうちゅうのきり

嚢中の錐の意味・解説

嚢中の錐とは、すぐれた人物は、多くの人の中にいても自然に才能が現れ目立つことのたとえ。

由来などの解説

「嚢」とは、袋のこと。
袋の中に入れた錐は、その先端がおのずと袋の外に突き出て目立つことから。
『史記・平原君伝』に「夫れ賢士の世に処るや、たとえば嚢中の錐に処るが若し」とある。

例文

彼は嚢中の錐だ。間違いなく大成するだろう。

嚢中の錐の類語・対義語

類義語

錐、嚢中に処るが如し/錐、嚢を通す/錐、嚢を脱す/紅は園生に植えても隠れなし/瑠璃も玻璃も照らせば光る頭角を現す

対義語

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