当たって砕けろの解説
【読み方】
あたってくだけろ
【意味】
当たって砕けろとは、成功するかどうかはわからないが、とにかく思いきってやってみよということ。
【注釈・由来】
当たってみて砕けてしまっては元も子もないが、それだけ決死の覚悟でのぞめば成功する可能性も高くなるのだから、やるだけやってみろということ。
駄目で元々という心意気でやってみれば案外うまくいくかもしれないとして、きわめて難しい状況を打開するための決意を促すことば。
英語訳の「Go for broke.」は、米軍日系二世部隊の合言葉として使われた。
【出典】
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【例文】
・ふられる確率も高いが、告白のチャンスを逃したくない。当たって砕けろだ。
・悩んでいても仕方ない。駄目で元々、当たって砕けろだ。
・こんな機会が巡ってくることは二度とないから、当たって砕けろの精神でチャレンジしよう。
【注意】
成功するか失敗するかわからないという点に重点を置きすぎ、全力を尽くす意味を含まず使うのは誤り。
誤用例 「当たって砕けろと思って宝くじを買った」
当たって砕けろの関連語
【類義語】
一か八か/乾坤一擲/一擲乾坤を賭す/賽は投げられた/伸るか反るか/丁か半か
【対義語】
石橋を叩いて渡る
【英語のことわざ】
・Go for broke.(当たって砕けよ)
・Take your venture, as many a good ship has done.(多くのよい船を見習って君も冒険をせよ)