死中に活を求めるの解説
【読み方】
しちゅうにかつをもとめる
【意味】
死中に活を求めるとは、絶望的な状況で、生き延びる道を探すことのたとえ。転じて、窮地の打開策として、あえて危険な道を選ぶことにもいう。
【注釈・由来】
「死中」は死や破滅を待つ以外にない絶望的な状況、「活」は生きることを意味を意味し、死中に活を求めるは、助かる道のほとんどない状況から、なんとか生きる方法を見出そうとすることを表す。
『後漢書・公孫述伝』に「男児当に死中に生を求むべし。坐して窮すべけんや」とある。
【出典】
『後漢書』『晋書』
【例文】
死中に活を求めて、その試合ではなんとしてでも勝つという心意気でのぞんだ。
【注意】
「死中に活を入れる」というのは誤り。
死中に活を求めるの関連語
【類義語】
死中に活を求む/死中に生を求める/肉を切らせて骨を断つ/皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る/身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ/背水の陣/死地に陥れて後生く/死地に陥れ然る後に生く/糧を捨てて船を沈む
【対義語】
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【英語のことわざ】
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