鬼の霍乱

鬼の霍乱の解説

【読み方】
おにのかくらん

【意味】
鬼の霍乱とは、普段はとても丈夫な人が、珍しく病気になることのたとえ。

【注釈・由来】
「霍乱」は、漢方医学用語で日射病や暑気あたりのこと。
病気などしたことない人を、強くて丈夫な鬼にたとえ、鬼が霍乱で患うようだという意味から。

【出典】

【例文】
・風邪ひとつひかない部長が入院するなんて、鬼の霍乱だな。
・このウイルスは非常に感染力が強いので、彼のことを鬼の霍乱だと笑っていられません。
・彼女はずっと無遅刻無欠勤だったのに、鬼の霍乱で皆勤賞を逃がした。

【注意】
「鬼の攪乱」と書くのは誤り。

目上の人に対して直接使うのは失礼にあたる。
誤用例 「入院されたと聞いて鬼の霍乱だと思い、飛んできました」

鬼の霍乱の関連語

【類義語】
青菜に塩蛞蝓に塩蛭に塩

【対義語】
病上手に死に下手病に主なし

【英語のことわざ】
・The devil succumbing to sunstroke.(日射病にかかった悪魔)

【索引語】
霍乱

【分類】
生活・暮らし > 病・不健康

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