雑魚の魚交じり

雑魚の魚交じりの解説

【読み方】
ざこのととまじり

【意味】
雑魚の魚交じりとは、大物の中に小物が交じっていることのたとえ。また、実力・能力・身分などが低い者がそれらの高い者の中に、不相応にいることのたとえ。

【注釈・由来】
「雑魚」とは、小さい魚、つまらない魚のこと。
「魚(とと)」は、ここでは大きな魚の意。
つまらない小魚が、大きな魚の中に交じっていることから、能力や地位が低い者が場違いに交じっていることをいう。

【出典】

【例文】
あの研究チームで彼がリーダーをつとめるなんて、雑魚の魚交じりもいいところだよ。

【注意】
「雑魚のうお交じり」や「雑魚のさかな交じり」というのは誤り。

雑魚の魚交じりの関連語

【類義語】
じゃこの魚交じり/ちりめんじゃこも魚交じり/いさざも魚交じり/ごまめの魚交じり/海老雑魚の魚交じり/海老の鯛交じり/田螺の魚交じり/目高も魚のうち/蝙蝠も鳥のうち/二十日鼠も獣のうち/ととの真似する目高

【対義語】

【英語のことわざ】
・The stupid simpleton sits among the doctors.(馬鹿が学者たちの中で座っている)
・It does not become the sparrow to mix in the dance of the cranes.(鶴の舞の中に雀がいる)

【索引語】
雑魚交じり

【分類】
学問・才能・能力 > 才能がある,愚か・能力がない
状態・程度 > 入り交じる

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