捨てる神あれば拾う神ありの解説
【読み方】
すてるかみあればひろうかみあり
【意味】
捨てる神あれば拾う神ありとは、見捨てられることがあっても、一方で助けてくれる人もいる。たとえ不運なことや困ったことがあっても、悲観することはないというたとえ。
【注釈・由来】
世の中には様々な人がいて、自分のことを見限って相手にしてくれない人もいれば、その一方で救いの手を差し伸べてくれる人もいる。
日本には八百万の神がいるのだから、不運なことや非難されるようなことがあっても、くよくよしなくてもよいという教え。
「捨てる」は「棄てる」とも書く。
【出典】
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【例文】
・就職試験に落ちたからと言って、そんなに落ち込む必要はないよ。捨てる神あれば拾う神ありと言うじゃないか、他に君を必要とする会社が必ずあるはずだ。
・戦力外通告を受けたが、すぐに他の球団から声がかかった。捨てる神あれば拾う神ありとはこのことだ。
・リストラされて途方に暮れていたところ、先輩から「うちで働かないか」と声をかけられた。これこそ捨てる神あれば拾う神ありと喜んで就職したら、とんでもないブラック企業で、拾う神どころか疲労の神だった。
【注意】
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捨てる神あれば拾う神ありの関連語
【類義語】
捨てる神あれば助ける神あり/捨てる神あれば引き上げる神あり/見捨つる神もあれば助くる神もある/倒す神あれば起こす神あり/寝せる神あれば起こす神あり/殺す神あれば助ける神あり/渡る世間に鬼はなし/仏のある地獄/仏千人神千人
【対義語】
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【英語のことわざ】
・That one will not another will.(甲が欲しくないことでも、乙が欲する)
・When one door shuts, another opens.(一方のドアが閉まると一方のドアが開く)
・There is kindness to be found everywhere.(親切な人はどこにでもいる)