策士策に溺れる

策士策に溺れるの解説

【読み方】
さくしさくにおぼれる

【意味】
策士策に溺れるとは、策略に巧みな者は策を弄しすぎて、かえって失敗するものであるというたとえ。

【注釈・由来】
「策士」は、はかりごとの巧みな人、好んではかりごとをする人のことで、特定の歴史上人物を指すわけではない。
策略を好む人は策をめぐらしすぎて、逆に失敗することがあるということ。
自己過信に陥ることを戒めるときに使われる。

【出典】

【例文】
・彼は様々なパターンを考慮しすぎて、肝心なところがおろそかになってしまった。策士策に溺れるとはこのことだ。
・変則的な戦略を多用し過ぎて、策士策に溺れる状態に陥ってしまったようだ。
・自分を過信して複雑に考えすぎると、策士策に溺れることになりかねない。

【注意】
「策士才に溺れる」というのは誤り。

策士策に溺れるの関連語

【類義語】
策士策に倒れる/才子才に倒れる/才子策に溺れる/才子才に躓く/才知は身の仇/得手に鼻突く/過ちは好む所にあり/長所は短所狩人罠にかかる

【対義語】

【英語のことわざ】
・The deceitful man falls oft into the snares of deceit.(策略家は策略の罠にかかることが多い)

【索引語】
策士溺れる

【分類】
人生・社会 > 失敗・落ちぶれる
学問・才能・能力 > 企む

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