石橋を叩いて渡るの解説
【読み方】
いしばしをたたいてわたる
【意味】
石橋を叩いて渡るとは、用心の上にさらに用心を重ねて物事を行うこと。
【注釈・由来】
壊れるはずのない強固な石の橋を、一応叩いて安全性を確かめて渡ることから、用心し過ぎるほど用心深くなることをいう。
慎重すぎる人や臆病すぎる人に対して皮肉をこめて使う場合もある。
この「石橋を叩いて渡る」から、「石橋を叩いても渡らない(用心に用心を重ねたのに、結局実行しない)」や、「石橋を叩いて壊す(用心深くなりすぎた為に失敗する)」などの表現も作られた。
【出典】
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【例文】
・彼は石橋を叩いて渡る典型的なタイプで、99%安全だと言われても絶対に自分で調査する。
・弟は慎重で石橋を叩いて渡るような性格なので、常に危ない橋を渡っている私とは正反対ですね。
・ミスの無いよう石橋を叩いて渡ることも大切だが、後先考えずにチャレンジすることも時には必要だ。
【注意】
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石橋を叩いて渡るの関連語
【類義語】
石橋も叩いて渡れ/石の橋も叩いて渡れ/橋は叩いて通れ/浅い川も深く渡れ/瀬を踏んで淵を知る/石橋に鉄の杖/転ばぬ先の杖/濡れぬ先の傘/雨降らずして地固うする/念には念を入れよ/用心には網を張れ/用心は臆病にせよ
【対義語】
当たって砕けろ/危ない橋を渡る/一か八か/虎穴に入らずんば虎子を得ず/伸るか反るか
【英語のことわざ】
・Hear twice before you speak once.(二度聞いてから一度言え)