読み方
にかいからめぐすり
二階から目薬の意味・解説
二階から目薬とは、物事が思うようにいかず、もどかしいこと。また、回りくどくて効果が得られないことのたとえ。
由来などの解説
二階にいる人が階下にいる人に向けて目薬をさそうとしても、あまりにも遠すぎて的中しないことから。
『上方いろはかるた』の一つ。
例文
会社を再生するには、二百万円あったところで二階から目薬というものだ。
注意
「まぐれ当たり」という意味で用いるのは誤り。
誤用例 「まさか宝くじで1等を当てるとは、二階から目薬のような確率だ」
英語のことわざ
Far water does not put out near fire.(遠くの水は近くの火を消さない)
二階から目薬の類語・対義語
類義語
天井から目薬/二階から尻炙る/月夜に背中炙る/遠火で手を炙る/灯明の火で尻を焙るよう/火打箱で焼き味噌を焼く/隔靴掻痒/御簾を隔てて高座を覗く/焦れが来る/戸板に豆/焼け石に水/杯水車薪
対義語
-