鹿を逐う者は山を見ずの解説
【読み方】
しかをおうものはやまをみず
【意味】
鹿を逐う者は山を見ずとは、利益をを追っている者、一つのことに夢中になっている者は、他を顧みるゆとりがなくなることのたとえ。
【注釈・由来】
鹿を捕えようとしている者は、獲物にばかり気を取られて山全体のことが目に入らなくなってしまうことから。
「鹿を追う者は山を見ず」とも書く。
【出典】
『淮南子』説林訓
【例文】
鹿を逐う者は山を見ずでは、会社の未来も危ういものだ。
【注意】
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鹿を逐う者は山を見ずの関連語
【類義語】
鹿を逐う猟師は山を見ず/獣を逐う者は目に太山を見ず/木を見て森を見ず/木を数えて林を忘れる/山に入る者は山を見ず/金を攫む者は人を見ず/木っ端を拾うて材木を流す/小鳥を捕らえて大鳥を逃がす/雀脅して鶴失う/小利大損
【対義語】
鹿を逐う者は兎を顧みず
【英語のことわざ】
・Zeal is a bad servant.(熱心は悪しき召使である)
・You cannot see the wood for the trees.(木を見ていると森を見ることはできない)