老いては子に従えの解説
【読み方】
おいてはこにしたがえ
【意味】
老いては子に従えとは、年をとったら出しゃばったり我を張ったりず、何事も子に任せて、これに従っていくほうがいいということ。
【注釈・由来】
三従(幼少時は父兄に、結婚したら夫に、夫の死後は子に従うこと)の一つで、仏教や儒教の教えとして女性が守るべきものとされていた。
現在では男女関係なく、老人のあり方を言っている。
『江戸いろはかるた』の一つで、「を」の項。
【出典】
『大智度論』九九
【例文】
・言いたいことは山ほどあるが、老いては子に従うのが一番だと思っている。
・老いては子に従えと言うし、私も年だから子供にすべて任せることにした。
・時代の流れについていけないのだから、老いては子に従えと考えたほうがいいだろう。
【注意】
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老いては子に従えの関連語
【類義語】
年寄りと釘の頭は引っ込むがよい/功成り名遂げて身退くは天の道なり/三従/騏驎も老いては駑馬に劣る
【対義語】
老いたる馬は道を忘れず/老馬の智/亀の甲より年の功/年は寄れども心は寄らぬ
【英語のことわざ】
・When old, obey your children.(老いては子に従え)
・Be guided by your children when you are old.(年老いたら、あなたの子供の言うことに従いなさい)