陰徳あれば必ず陽報ありの解説
【読み方】
いんとくあればかならずようほうあり
【意味】
陰徳あれば必ず陽報ありとは、人知れずよい行いをする者には、必ずよい報いがあるということ。
【注釈・由来】
「陰徳」とは、陰で得を積むこと。
「陽報」は、はっきりと現れるよい報いのこと。
『淮南子・人間訓』に「陰徳有る者は、必ず陽報有り。陰行有る者は、必ず昭名有り(人知れず徳を積む者には必ず誰の目にも明らかなよい報いがあり、隠れて善行をしている者には必ずはっきりとした名誉があるものだ)」とある。
【出典】
『淮南子』
【例文】
陰徳あれば陽報ありで、人のために尽くしてきた彼は、死ぬ間際に大きな賞をもらった。
【注意】
「陰徳あれば必ず陽徳あり」というのは誤り。
陰徳あれば必ず陽報ありの関連語
【類義語】
陰徳あれば陽報あり/陰徳は果報の来る門口/陰徳陽報/隠れたる信あらば顕れたる験/隠れての信は顕れての徳/積善の家には必ず余慶あり/善因善果/福因福果
【対義語】
悪因悪果
【英語のことわざ】
・He who lendeth to the poor, gets his interest from God.(貧しき人に貸す人は神より利益を得る)
・He that sows good seed shall reap good corn.(よい種を撒く者はよい麦を収穫する)