木を見て森を見ずの解説
【読み方】
きをみてもりをみず
【意味】
木を見て森を見ずとは、物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うこと。
【注釈・由来】
西洋のことわざの翻訳。
一本一本の木に注意を奪われると、森全体を見なくなることから。
【出典】
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【例文】
・木を見て森を見ずにならないよう、世界経済の動向も踏まえて進めていくべきだ。
・小さな問題にばかり気を取られていると、木を見て森を見ずになりかねない。
・彼の集中力は凄いと思うが、木を見て森を見ずになりがちなところが問題だ。
【注意】
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木を見て森を見ずの関連語
【類義語】
木を見て森を見ない/木を数えて林を忘れる/鹿を逐う者は山を見ず/獣を逐う者は目に太山を見ず/山に入る者は山を見ず/金を攫む者は人を見ず/群盲象を評す
【対義語】
鹿を逐う者は兎を顧みず
【英語のことわざ】
・You cannot see the wood for the trees.(木を見て森を見ることはできない)