年貢の納め時の解説
【読み方】
ねんぐのおさめどき
【意味】
年貢の納め時とは、長い間悪事をはたらき続けてきた者が、ついに捕えられて刑に服さねばならない時のたとえ。転じて、ある物事を諦めなくてはならない頃合い。
【注釈・由来】
悪事を年貢の滞納に見立て、受刑を清算することに見立て、長年の悪事に対する処罰を受けなければいけない時という意味。
転じて、観念しなければいけない時の意味に使う。
これ以上先延ばしにすることを諦め、けりをつける時という意味で用い、悪事に限らない使い方も多い。
【出典】
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【例文】
・もう年貢の納め時だろう。いい加減、観念したらどうだ。
・頬が大きく腫れ上がったので、さすがに年貢の納め時と思い、親知らずを抜きに歯医者へ行った。
・泣かせたこともあるし、冷たくしたこともある。それでも寄り添う気持ちがあればいいと思って、やってきたけれど。そろそろ年貢の納め時かな。彼女を幸せにしたい。
【注意】
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年貢の納め時の関連語
【類義語】
ここで会ったが百年目
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Every fox must pay his own skin to the flayer.(狐はみんな自分の皮を剥ぎ、人に与えなければならない)