玉石混淆

玉石混淆の解説

【読み方】
ぎょくせきこんこう

【意味】
玉石混淆とは、良いものとそうでないもの、あるいは優れたものと劣ったものが、区別なく入り混じっていることのたとえ。

【注釈・由来】
「玉石」は玉と石で、価値のあるものとないものを意味する。
「混」と「淆」は、共に「入り混じる」の意味があり、「混淆」は異なるものが入りまじることを表す。
貴重な玉と、価値のない石が交じり合っていることからいう。
「玉」は賢者、「石」には愚者の意味もある。
『抱朴子・尚博』に「真意眞僞倒し、玉石混淆す(本物と偽者を取り違え、玉と石を一緒くたにする)」とある。
「玉石混交」とも書く。

【出典】
『抱朴子』

【例文】
募集した作品は玉石混淆だった。

【注意】
「玉石混合」や「玉石混同」とするのは誤り。

玉石混淆の関連語

【類義語】
玉石雑糅/玉石同架/玉石同匱/魚目混珠/魚目珠に混ず

【対義語】

【英語のことわざ】
・Some fish some frogs.(魚もいれば蛙もいる)

【索引語】
玉石混淆

【分類】
状態・程度 > 入り交じる

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