人口に膾炙する

人口に膾炙するの解説

【読み方】
じんこうにかいしゃする

【意味】
人口に膾炙するとは、詩文や名文句が広く人々の共感を呼び、口にされること。世間の人々に広く知れ渡り、もてはやされること。

【注釈・由来】
「膾炙」の「膾」は、なますのことで、細かく切った肉や魚のこと。
「炙」は、あぶった肉のこと。
なますも炙り肉もごちそうで、誰の口にもおいしく感じられ、もてはやされることから。
唐の林嵩の『周朴詩集序』に「一篇一詠、人口に膾炙す(どの編もどの詩も、人々の口にのぼる)」とある。

【出典】
林嵩『周朴詩集序』

【例文】
あの作品は、純文学作品の中でも、最も人口に膾炙しているものだろう。

【注意】
「人工に膾炙する」と書くのは誤り。

人口に膾炙するの関連語

【類義語】
人の口に膾炙する/人口膾炙/膾炙人口

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
人口膾炙する

【分類】
評価・評判 > 評判が良い
状態・程度 > 知れ渡る

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