盗人の昼寝の解説
【読み方】
ぬすびとのひるね
【意味】
盗人の昼寝とは、何の目的もなさそうに見える行為も、それ相応の思惑や理由があるものだということのたとえ。
【注釈・由来】
一見何の理由も無さそうな盗人の昼寝も、夜に盗みを働くための備えであることから。
『江戸いろはかるた』『尾張いろはかるた』の一つ。
【出典】
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【例文】
盗人の昼寝というから、あの非情な人がやさしい言葉をかけてくるのは、何か裏がある証拠だろう。
【注意】
「泥棒の昼寝」というのは誤り。
悪事をたくらんでいることを言った句なので、良い意味で使うのは誤り。
誤用例 「盗人の昼寝というから、彼なりの考えがあっての行動だろう。ここはもう少し様子を見ようじゃないか」
盗人の昼寝の関連語
【類義語】
盗人の昼寝も当てがある/座頭の昼寝もあてあて/昼寝もあてがなければせぬ
【対義語】
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【英語のことわざ】
・A fox sleeps but counts hens in his dream.(狐は眠っていても夢の中で鶏を数える)