隗より始めよの解説
【読み方】
かいよりはじめよ
【意味】
隗より始めよとは、大事業をするには身近な者から優遇せよ。遠大な計画は、まず手近なところから着手せよ。転じて、物事は言い出した者から実行せよ。
【注釈・由来】
中国の戦国時代、燕の昭王が郭隗に賢者を招き入れる方法を問われた時、郭隗は「まず私から優遇してください。凡庸な私が厚遇されていることを知れば、優れた人物が自然に集まってくるでしょう」と答えたという『戦国策』燕策の故事に由来する。
【出典】
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【例文】
・隗より始めよというから、今回は君がリーダーとなってみんなを引っ張っていってくれ。
・隗より始めよというように、まずは地固めから始めなければいけません。
・隗より始めよといいますから、計画した私がプロジェクトの進行役をつとめます。
【注意】
「魁より始めよ」と書くのは誤り。
隗より始めよの関連語
【類義語】
先ず隗より始めよ/賢を招くには隗より始めよ/死馬の骨を買う/大功を天下に建つる者は必ず先ず閨門の内を修む/所帯と火焚きとは小さい所から始めよ/小さく生んで大きく育てる/口に箒
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Practice what you preach.(自ら説くところに実行せよ)