血は争えないの解説
【読み方】
ちはあらそえない
【意味】
血は争えないとは、子どもが親の性格や気質を受け継いでいることは否定できない。非常によく似ているさまをいう。
【注釈・由来】
血は争えないの「血」は、血統・血筋の意。
「争えない」は、抵抗できないという意味から、認めざるを得ないことを表す。
子と親の関係に限らず、先祖と似ていることにもいう。
【出典】
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【例文】
・女癖が悪いところはお父さんにそっくり。血は争えないものだね。
・警察官だったお爺さんも、あなたと同じように曲がったことが大嫌いだったわ。血は争えないものね。
・母のように怒りっぽい人にはなりたくないと思っていたけど、血は争えないようで、歳を重ねるにつれ私も怒りやすくなってきた。
【注意】
血を受け継ぐことを表すため、血縁関係にあっても、兄弟や姉妹、いとこなどと似ていることには使わない。
血は争えないの関連語
【類義語】
血筋は争えない/この親にしてこの子あり/親に似ぬ子なし/親が親なら子も子/子は親の鏡/蛙の子は蛙/蝮の子は蝮/鷗の子は鷗/瓜の蔓に茄子はならぬ/狐の子は面白/蟹の子は爪白/乞食の子は乞食で終わる
【対義語】
親は親、子は子
【英語のことわざ】
・Like father, like son.(父と息子は似たもの)
・Like mother, like daughter.(母と娘は似たもの)