汗牛充棟

読み方

かんぎゅうじゅうとう

汗牛充棟の意味・解説

汗牛充棟とは、蔵書がきわめて多いことのたとえ。

由来などの解説

本が非常に多く、牛車に乗せて運べば牛も汗をかき、家の中に積み上げれば棟木に届くほど量になるの意から。
唐の柳宗元が、孔子の胃にそむいた書物が出回っていることを嘆いた言葉に由来する。
『陸文通先生墓表』に「其の書為るや、処れば即ち棟宇に充ち、出ずれば即ち牛馬に汗す」とある。

出典

柳宗元『陸文通先生墓表』

例文

汗牛充棟の本に埋もれて老後を過ごすことが夢である。

注意

書物以外に使うのは誤り。
誤用例 「汗牛充棟の洋服にまみれて生活している」

汗牛充棟の類語・対義語

類義語

充棟汗牛/牛に汗し棟に充つ/棟に充ち牛に汗す/載籍浩瀚/擁書万巻

対義語

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