船頭多ければ岩に乗るの解説
【読み方】
せんどうおおければいわにのる
【意味】
船頭多ければ岩に乗るとは、指図する人が多くて方針の統一がはかれず、物事がとんでもない方向にそれてしまうことのたとえ。
【注釈・由来】
船頭とは、和船の船長のこと。
一艘の船に何人も船頭がいたら、船は岩に登ってしまうようなおかしな方向に進んでしまうことから、指図する人ばかりが増えて物事が見当違いの方向に進んだり、うまく運ばないことをいう。
【出典】
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【例文】
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【注意】
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船頭多ければ岩に乗るの関連語
【類義語】
船頭多くして船山に上る/船頭多くして船岩に乗る/船頭多けりゃ沖に乗り出す/役人多くして事絶えず/謀夫孔だ多し、是を用て集らず/舎を道傍に作れば三年にして成らず/下手の大連れ
【対義語】
三人寄れば文殊の知恵
【英語のことわざ】
・Too many cooks spoil the broth.(コックが多すぎるとスープがうまくできない)
・Many dressers put the bride’s dress out of order.(着付けをする人が多いと花嫁の服装が場違いになる)