千篇一律

読み方

せんぺんいちりつ

千篇一律の意味・解説

千篇一律とは、多くの詩文がみな同じ調子・体裁で変わり映えしないこと。転じて、どれも似たような傾向で、面白みや変化に欠けること。

由来などの解説

「千篇」とは、数多くの詩文。
「一律」は、同じ調子の意。
『芸苑巵言』に「白楽天の詩は、千篇一律、詩道未だ成らず。慎みて軽々しく看る勿れ、最も能く人の心手を易う(白楽天の詩はどれもみな同じようなものが多く、詩の作品がまだ完成されていない。だからその作品を軽々しく見るべきではない。なぜなら読み手の気持ちや手法を変えてしまうからだ)」とある。
「千編一律」とも書く。

出典

『芸苑巵言』

例文

結婚式ではいつも千篇一律の挨拶ばかりだ。

千篇一律の類語・対義語

類義語

一本調子/千篇一体/似たり寄ったり

対義語

千変万化/変幻自在

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