読み方
ろざんのしんめんもく
廬山の真面目の意味・解説
廬山の真面目とは、雄大または複雑すぎて、本来の姿をとらえがたいことのたとえ。また、物事の真相を見極めるためには、局外から客観的に見ることが大事であるということのたとえ。
由来などの解説
「廬山」は、国江西省九江市南部にある名山。峰々が作る風景の雄大さは有名で、見るときや場所によって様々に姿を変えることから、その全形をとらえがたいと言われている。
「真面目」とは、本当の姿という意。
蘇軾の詩『題西林壁』に「廬山は見る場所によって姿を変える。廬山の全形がわからないのは、私が廬山の中にいたからだ」とある。
出典
蘇軾・詩『題西林壁』
例文
一度客観的に自分を見てみるべきだ。廬山の真面目というだろう。
注意
「真面目」を「まじめ」とは読まない。
廬山の真面目の類語・対義語
類義語
廬山の中に居る者は廬山の全形を見ず
対義語
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