読み方
てんはにぶつをあたえず
天は二物を与えずの意味・解説
天は二物を与えずとは、天は一人の人間に、いくつもの長所や才能を与えてはくれない。
由来などの解説
天の神様は一人の人間だけに、いくつもの美点を与えることはしないから、よいところばかり揃った完璧な人間などいない。
異なる二つの天賦の才を持つことは有り得ず、人にはそれぞれに長所も短所もあるということ。
例文
天は二物を与えずで、彼女は相当に賢い女性だが、とてつもない運動音痴だね。
英語のことわざ
The water that came from the same spring cannot be both pure and salt.(同じ泉から出た水が同時に淡水であり、かつ塩水であるということは有り得ない)
天は二物を与えずの類語・対義語
類義語
天は二物を下さず/天、二物を仮さず/角あるものは牙なく、牙あるものは角なし/美人に馬鹿あり
対義語
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