鵜の真似をする烏の解説
【読み方】
うのまねをするからす
【意味】
鵜の真似をする烏とは、己の能力を省みず、人の真似をする者。また、その結果、惨めな失敗する者のたとえ。
【注釈・由来】
鵜も烏も同じ黒い鳥だが、鵜は潜水が得意で、烏はうまく泳げない。
その烏が鵜の真似をして魚を捕ろうとしても、水に溺れるだけということから。
【出典】
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【例文】
聞きかじりの知識しかないのに、専門家を気取るだなんて、そんな鵜の真似をする烏みたいなことはやめたほうがよい。
【注意】
「鵜の真似をする烏(とり)」と書き誤らない。
鵜の真似をする烏の関連語
【類義語】
烏が鵜の真似/鵜を学ぶ烏/鵜の真似する烏は水を呑む/鵜の真似する烏は水に溺れる/鵜の真似する烏は大水を飲む/鳶の真似をする烏/ととの真似する目高/人真似すれば大水食らう/人真似すれば過ちする/身の程を知れ/鯉が躍れば泥鰌も躍る/虎を描きて狗に類す
【対義語】
蝙蝠も鳥の真似/知らずば人真似/農は人真似
【英語のことわざ】
・The jay is unmeet for a fiddle.(カケスはバイオリンに似合わない) ※カケスは無能な鳥。バイオリンは弾くのが難しい楽器。