殷鑑遠からずの解説
【読み方】
いんかんとおからず
【意味】
殷鑑遠からずとは、いましめとなる手本は、古いものや遠くのものを捜さなくても、ごく身近にあるということのたとえ。また、身近にある他者の失敗例を、自分のいましめにせよということ。
【注釈・由来】
「殷」は中国古代の王朝。
「鑑」は「鏡」のことで、手本という意味。
殷の紂王が滅びたのは、殷の前代の夏の桀王の悪政を戒めとしなかったからだという故事に由来する。
【出典】
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【例文】
殷鑑遠からず、自分は絶対に兄と同じあやまちは犯さない。
【注意】
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殷鑑遠からずの関連語
【類義語】
殷鑑不遠/商鑑遠からず/人こそ人の鏡/人を鑑とせよ/人を以て鑑と為す/人の振り見て我が振り直せ/人の上見て我が身を思え/上手は下手の手本、下手は上手の手本/他山の石/他山の石以て玉を攻むべし/前車の覆るは後車の戒め/覆轍/後車の戒め/覆車の戒め/覆轍の戒め
【対義語】
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【英語のことわざ】
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