彼を知り己を知れば百戦殆うからずの解説
【読み方】
かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず
【意味】
彼を知り己を知れば百戦殆うからずとは、敵についても味方についても情勢をしっかり把握していれば、幾度戦っても敗れることはないということ。
【注釈・由来】
『孫子・謀攻』に「彼を知り己を知れば百戦殆からず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し(敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない。敵情を知らないで味方のことだけを知っているのでは、勝ったり負けたりして勝負がつかず、敵のことも味方のことも知らなければ必ず負ける)」とあるのに由来する。
原典では「殆うからず」だが、「危うからず」と書いても誤りではない。
【出典】
『孫子』
【例文】
・彼を知り己を知れば百戦殆からずというから、過去の対戦ビデオを何度も見て試合に備えよう。
・彼を知り己を知れば百戦殆からずだ。相手のこと以上に、自分自身をよく理解しないといけない。
・彼を知り己を知れば百戦殆うからずで、敵も味方も徹底的に分析してあるから、ほぼ勝ったも同然だ。
【注意】
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彼を知り己を知れば百戦殆うからずの関連語
【類義語】
敵を知り己を知れば百戦殆うからず
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Know yourself as well as your enemy.(敵を知ると同時に自分自身を知れ)