鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす

解説

【読み方】
なくせみよりもなかぬほたるがみをこがす

【意味】
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすとは、口に出してあれこれ言う者より、口に出して言わない者のほうが、心の中では深く思っていることのたとえ。

【注釈・由来】
セミは鳴くが光らず、鳴くことのできないホタルは身を焦がさんばかりに光っているところから。
ままならぬ恋愛の心情を謡った「恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」という都都逸がある。

【出典】

【例文】
・鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすもので、あなたへの想いが強いのは彼のほうだと思うな。
・鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすというように、地味で控えめな人の方が情熱を持っているものだ。
・鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすことはわかるが、内に秘めた想いがあるだけで言葉にしなければ、相手に伝わることはない。

【注意】

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