精神一到何事か成らざらんの解説
【読み方】
せいしんいっとうなにごとかならざらん
【意味】
精神一到何事か成らざらんとは、精神を集中して努力すれば、どんなことでも成し遂げられないことはない。
【注釈・由来】
『朱子語類・八・学二』に「陽気の発する処、金石も亦透る、精神一到何事か成らざらん(天地間の陽気が発すれば、金や石も突き通してしまう。精神を集中して行えば、何事も成就できないことはない)」とある。
【出典】
『朱子語類』
【例文】
出来るわけがないと夢をあきらめるのは簡単だが、精神一到何事か成らざらんと言うように、あきらめず努力すれば必ず希望が見えてくるはずだと思うよ。
【注意】
「一到」を「一倒」や「一統」、「統一」などとするのは誤り。
精神一到何事か成らざらんの関連語
【類義語】
精神一到/陽気発する処金石亦透る/意志のある所には道がある/志ある者は事竟に成る/成功とは精神の別名なり/一念岩をも通す/思う念力岩をも通す/石に立つ矢/一念天に通ず/蟻の思いも天に届く/為せば成る、為さねば成らぬ何事も
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Nothing is impossible to a willing heart.(意欲的な心の持ち主にとっては、何事も不可能ではない)
・It is dogged that does it.(頑張れば事は成る)
・Where there’s a will, there’s a way.(意思あるところに道あり)