飛んで火に入る夏の虫の解説
【読み方】
とんでひにいるなつのむし
【意味】
飛んで火に入る夏の虫とは、自ら進んで危険や災難に飛び込んでいくことのたとえ。
【注釈・由来】
昆虫は光に向かって飛ぶ習性を持つため、人間は誘蛾灯などでおびきよせ害虫を駆除する。
その灯火をめがけて飛んでくる夏の虫のように、自分から危険なところに身を投じ、災難を招くことから。
【出典】
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【例文】
・素人があんな危険なカーレースをすれば、事故が起きるに決まっているだろう。飛んで火に入る夏の虫というものだ。
・武器も持たず敵陣に攻め込むなんて、飛んで火に入る夏の虫とはこのことだ。
・これだけニュースで話題になっているのに、闇バイトに手を出すのは飛んで火に入る夏の虫というものです。
【注意】
「飛んで火にはいる夏の虫」というのは誤り。
飛んで火に入る夏の虫の関連語
【類義語】
夏の虫飛んで火に入る/我と火に入る夏の虫/蛾の火に赴くが如し/飛蛾の火に入るが如し/飛蛾の火に集まるに似たり/灯蛾燭を払う/愚人は夏の虫/手を出して火傷する/笛に寄る鹿、火に寄る虫/秋の鹿は笛に寄る/鴨が葱を背負って来る
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Who perishes in needless danger is the devil’s martyr.(不必要な危険で死ぬ者は悪魔の殉教者も同然である)