門前雀羅を張るの解説
【読み方】
もんぜんじゃくらをはる
【意味】
門前雀羅を張るとは、訪ねてくる客もなく、さびれてひっそりとしているさまのたとえ。
【注釈・由来】
「雀羅」とは、雀を捕らえる網のこと。
訪れる人がいないため、門前には雀が群がっており、網を張って捕まえられるほど閑散としたさまの意味から。
『史記』に「門外雀羅を設くべし」とある。
【出典】
『史記』
【例文】
ほんの一年前は何日も前から予約しなきゃ入れない店だったのに、今じゃすっかり門前雀羅を張るありさまだ。
【注意】
対義の「門前市を成す」と混同して使うのは誤り。
誤用例 「今は跡形もなくなってしまったが、あの店は以前は門外雀羅を張るほどの賑わいだった」
1
2