転ばぬ先の杖

解説

【読み方】
ころばぬさきのつえ

【意味】
転ばぬ先の杖とは、失敗しないように、万が一に備えてあらかじめ十分な準備をしておくことのたとえ。

【注釈・由来】
転んでから杖を用意しても何の意味もなさない。転ぶ前に用心して手に杖を持つべきだということから。
「転ばぬ」の「ぬ」は「転ぶ」の打ち消しの助動詞で、「先」とは、ある基準より前(時間的に)という意味。
「転ぶ先の杖」としても意味は変わらないが、ことわざでは「転ばぬ先の杖」を用いるのが一般的である。

【出典】

【例文】
・あれほどの津波はもう来ないだろうとは思うが、大地震に備えて防災グッズを万全に準備しておくことは転ばぬ先の杖だ。
・転ばぬ先の杖と思って保険に加入したほうがいいよ。
・普段から運動して足腰を鍛えていれば、転ばぬ先の杖となる。

【注意】

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