行雲流水の解説
【読み方】
こううんりゅうすい
【意味】
行雲流水とは、物事に執着せず、自然の成り行きに身を任せること。また、とどまることなく自然に移り変わってよどみがないことのたとえ。
【注釈・由来】
「行雲」とは、空を流れ行く雲。
「流水」は、流れる水のこと。
空を漂い行く雲も、とどまることなく流れる水も、自然の流れに逆らうことがないことから。
北宋の文豪蘇軾の言葉「文を作るは行雲流水の如く、初めより定質無し。但常に当に行くべき所に行き、止まらざるべからざる所に止まる(文章を作るときは空を行く雲や流れる水のように、初めから決まった形があるのではない。行くべき所に行き、止まる所で止まるのだ)」による。
【出典】
『宋史』蘇軾伝
【例文】
・田舎に引っ越し、行雲流水の日々を送っている。
・行雲流水のように、自然の流れに身を任せた生き方に憧れる。
・若い頃は尖ったナイフのように、社会や環境に反発ばかりしてきた。人生の後半は、行雲流水のごとく穏やかに生きたい。
【注意】
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行雲流水の関連語
【類義語】
流水行雲/雲遊萍寄/雲水不住/雲水行脚/一所不住
【対義語】
定雲止水
【英語のことわざ】
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